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日記2005 目次

モスマン渓谷は原住民アボリジニがいる森と理解したが

4〜5日目 モスマン渓谷とポートダグラス。

item5

子供たち3人はラフティングという川下りのツアーを選択した。家内と私はモスマン渓谷とポートダグラスというツアーへ出かけた。モスマン渓谷は原住民アボリジニがいる森と理解したが結局は誰もいない森を散策し、途中の川で大人げなく水着に着替えて水遊び。恥ずかしいことに泳いだのは私と小学校に上がる前くらいの女の子だけ(すなわち最年長と最年少)であとは川辺で私達を眺めているだけだった。驚いたのはトイレの前で置物の様にじっとしていた大きなトカゲと川で私の足に歯の無い口でえさと間違えてかみついてくるふとどきなナマズがいたこと。その後ポートダグラスの最高級ホテルシェラトンミラージュでティータイム。ここはクリントン元大統領とかトムクルーズとか超有名人が好んで来るところだという。また建物がヤシの木よりも低くなければならないという規制に基づいて町が作られており車で走っていても木しかみえないのが自然っぽくて好ましい。自然との協調は最終的には動物だけでなく人の心を和ませてくれるのだ。このツアーは3組だけのこじんまりしたもので帰路では皆打ち解けて色んな話が飛び出てきた。娘さんとお母さんの二人連れは御主人と息子は忙しくて来れなかったという。電話したら2人で夕食食べているらしく安心したといってみえた。あとの4人家族は一宮からの参加。男性おじさんガイドさんは脱サラでこちらに来たのが40歳、15年目になるというから私と同じ年齢みたい。頑張ってるなーと自分も元気がでてきた。ツアーの情報交換のあとホテルへ。
最後の買い物。5日目は朝早く出発なので帰った夜はガイドさんから美味しいと言われた焼き肉屋へでかけた。焼き肉はジャパニーズレストランで味も日本と同じだった。昨日の中華料理がいまいちだったのでとても感動した。だいたい外国でのめしはまずいのが相場だ(写真のレストランは魚介類、カニ、エビの現地のお店で、結構美味しくて満足そうな顔をしているが)。これも外国旅行を敬遠する理由の一つである。この日の焼き肉はケアンズへきて一番美味しい食事となった。不思議と値段も一番安いのだ。満腹の後はおみやげなど買い物タイムとなった。お決まりの免税店には日本人客が大変な騒ぎでひしめき合っていた。日本よりブランドが安いらしいのだがもともとブランドにはこだわりも興味も無い家内と私はボートして子供たちの買い物を待っているだけだった。それでもお土産のお菓子など手荷物があっという間に膨れ上がりどうやって持ち帰るのか不安となってきた。荷物の中に体をうずめてそれぞれが満足してホテルへ。ようやくこの旅も終わりとなった。

5日目 帰国。7時間の飛行機のなかで映画を2本みせていただき軽い食事を2回しているうちに夕日が伊勢湾の向こうに落ちていく風景を窓から眺めることができた。眼下の山の頂にうっすらと雪が積もっていた。こちらはまだ冬なのだ。税関もチェック無しでパスしセントレアへ。相変わらずの人だがコートにマフラーの人混みの中、半そでで歩いている自分がおかしかった。長旅御苦労さん!心の中でお互いが声をかけてるのかな。元気に帰国できたことの喜びで駐車場への足取りはそれほど重くはなかった。振り返ってみると時差の無い楽しい旅行であった。

国男

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