本当に月日の経つのは早いものである。この２週間何をしたのかもあまり覚えていない。早すぎて過去が記憶の中でごちゃごちゃになってしまっている。手帳の存在価値すなわちカレンダーを兼ねた予定表が増々重要になった。過去も未来もそれをみて納得し今日の行動を決める。ただ手帳がずぼんの後ポケットよりやや大きいので色んなところで落としてくるようになった。タクシー、レストラン、居酒屋など。その度に電話をかけまくって捜索願いを出さなくてはならない。大抵は見つかるが先日はタクシー内だったと思うが行方不明となり戻らなかった。期限切れのタクシーチケットしか入ってなかったが黒革の手帳だったから財布と間違われた次ぎのお客にもらわれていったに違いない。これまでに同じ色で3回紛失しているので今回購入した時に茶色にしてみた。今のところ問題ないが、この数カ月で3回も捜索願いを出している。これから出勤なのでいつものようにカレンダーを覗いてみた。pm5〜歯科と記入してある。そうだ！さし歯をどこかに置き忘れて再度調整しなくてはいけないのだった。こちらの方も何度も行方不明になり本当に帰らぬ歯になってしまった。この現象に何か重要な意味があるのかも知れないと思いつつもまた今日が矢のように過ぎていく。そのことすらしばらくは忘れてまた時間が経っていくのだろう。
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